2/26-27 キッズキャンプ➅~サバイバルキャンプ~活動報告

2月26日(土)~27日(日)で「キッズキャンプ➅~サバイバルキャンプ~」を開催しました。

7組21名の親子が遊びに来てくれました!

人が生きていくために必要なものとして「衣食住」という言葉があります。

災害時やなんらかな緊急事態に見舞われた時、衣食住を確保できれば、生存率が格段にあがります。

今回のキャンプは、楽しみながらサバイバルスキルを身につけられるイベントです♪

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◆1日目◆

【仲良くなる遊び】

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仲良くなる遊びを行ないました。

はじめましての方がほとんどです。まずはお互いに知りあい、どんな人がいるのかわかったら安心しますよね♪

身体をいっぱい動かす遊びや、頭を使う遊び、遊びを通して自己紹介をして、仲良くなりました♪

 

【刃物】

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サバイバルによく使われるアイテム、それは刃物です。

刃物の起源は250万年前の旧石器時代にまで遡ります。素材は石から始まり、青銅、鉄とどんどん進化していきました。

獲物を狩る、農作物を刈り取る、魚を捌くなど、その用途は様々です。武器として使われた一面もあります。

刃物は人が使う道具の中で特に基本的なものの一つです。人類の発展の歴史に、きってもきりはなせない必要不可欠なものでした。

今回は、刃物の中でも、のこぎり、小刀、ナタを使って、竹コップと竹串を作りました。

 

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刃物は扱い方を間違えたら、怪我をしてしまう恐れのある危ないものです

しかし、適切な扱い方をすれば、とても便利な道具です。

『危ないものを安全に使えるようになる』というのも、今後、生きていくために必要になってくる力だと思います。

また、竹は地下茎で増えていきますから、切ってもどんどん増えていくので大量にあります。

太さも均一で、繊維も一方向にあり、固さの中にしなやかさも持ち合わせているので、加工するのにとても良い素材です。

 

【火おこし】

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火も人類の歴史に必要不可欠なものです。

現代社会では、ガスや電気で簡単に火を得ることができ、火に対するありがたみを感じる機会は、減っているように思います。

火があれば、食材を加熱することができ、暖をとって体温の維持もでき、明りを灯すこともできます。

人が極限な環境で生き残るためには、まずは食べること、そして体温を維持することが重要です。

この時間は、基本的な火おこしの方法を学びました。

薪の組み方、薪の種類、マッチのつけ方など、を楽しみながら練習しました!

 

【ロープワーク】

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衣食住という言葉がありますが、サバイバル環境においては、「住」もとても重要な要素です。

雨風をしのげる環境を作ることができれば、体温の維持もしやすいし、心や体を休ませることもできます。

その「住」を作るための一つのスキルとして、ロープワークの練習をしました。

今回紹介した結び方は5つです。

本結び、テグス結び、もやい結び、ねじり結び、自在結び

慣れないロープワークに苦戦している様子の参加者の皆さんでしたが、段々とロープの扱いに慣れ、ちょっとずつロープワークを覚えていきました。

また、藁で縄ないも行い、昔ながらのロープの作り方を学びました。

【夕食作り】

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≪メニュー≫

炊き込みご飯、鮎の塩焼き、ポトフ

 

夕食は野外で火をおこして作りました。

鮎は包丁でさばいてアラをとります。

大人であっても、普段あまりやらないことでしょう。

普段のスーパー等では魚や豚、鶏などが切り身にされて加工されているので、あまりその食材が生きていたという実感はわきませんが、実際には生きていたものです。

自分が生き残るためには、他の生き物の命をいただくということでもあります。

なかなか魚まるごと捌くのは慣れず、怖かったり、不快に思ったりすることもあるかもしれませんが、いざという時は、やらなければいけません。

この機会に魚のさばき方を知っておきましょう。

 

ポトフの肉は保存がきくベーコンにしました。

ベーコンの歴史は古く、紀元前のデンマークで発祥したと言われています。

思えば、保存がきく食材というのはたくさんあります。

味噌、醤油、梅干し、ベーコン、ジャムなどです。

今、こうした食材たちがあるのは、先人達の知恵です。

人類史において、食材の保存が大きなテーマの1つだったでしょう。

 

◆2日目◆

【朝食作り】

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≪メニュー≫

フレンチトースト、サラダ、ウインナー、コーンスープ

 

朝食はガスコンロで調理をしました。

地震などの天災で、家から避難しなくてはならなかったり、家にいても電気やガスなどのライフラインの供給が止まってしまう場合もあります。

そんな時を想定し、ガスコンロでの調理をしました。

 

【火おこしのバリエーション】

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1日目は主にマッチを使った火のおこし方を紹介しましたが、この時間ではマッチ以外で火をつける方法を学びました。

1.マグネシウム(メタル)マッチでの火おこし

2.電池による火おこし

3.濡れた状態の葉っぱや薪で火おこし

 

3.の濡れた状態の薪での火おこしは、より実践的な内容だと思います。

サバイバル環境で、都合よく乾いた木や枝が見つかればいいですが、そうではない時もあります。

1つの知恵として、スキルとして、こうやれば濡れた薪でも火をおこせるんだ! と知っておくことは大切です。

 

今回のサバイバルキャンプでは、『サバイバル環境に役立つスキル』を紹介しました。

いずれのスキルも昔からあるスキルです。

人々の生活は、どんどんと豊かになっています。

4足歩行から2足歩行になり、馬に乗るようになり、船に乗り、車に乗り、飛行機に乗り、ロケットに乗るようになりました。

車は、マニュアル車がオートマ車になり、様々な安全装置がつき、自動運転機能も搭載されてきました。

調理は、焚き火でやる時代から、竈を使うようになり、炭を使い、ガスを使うようになり、電気をつかうようになりました。

人類の歴史は、道具の歴史と言っても過言ではありません。

道具を使いこなし、道具を進化させることによって、より便利に、より簡単に暮らせるようになりました。

しかし、その便利な道具や快適な環境に慣れていると、いざ、その快適で便利な道具が使えないという状況に陥った際、はたして自分の身を守れるでしょうか?

便利で画期的なものが次々と生み出されている時代は、人類の努力の成果でもあり、素晴らしいことです。

ですが、災害というのは突然やってくるものです。南海トラフ巨大地震がいつか発生すると言われています。

いざという時のために、今回紹介した原始的なスキルや知識を知っておくのは大切なことだと思います。

 

楽しみながらサバイバルに役立つスキルは身につけることができたでしょうか。

またのご参加お待ちしております。

2022年6月

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