12月4日(土)~5日(日)で「下期ネイチャーキッズ② ブッシュクラフトチャレンジ!」を開催しました。
ネイチャーキッズとは、学校以外の友達やスタッフとの関わり、自然の中でのアウトドア活動を通して、
子どもたち達の『挑戦する心』を育みます。
今回は全4回ある中での、2回目の活動です。
■1日目■
【仲良くなる遊び】
第1回目から、およそ1ヶ月ぶりの活動です。あらためて、皆で仲良く過ごせるように、縄跳びで遊びました。
みんな同時に跳べるか?制限時間内に何回跳べるか?
遊びを通しても、「挑戦」します!
【ロープワーク】
ブッシュクラフトとは、自然の中で生活する技術や知恵のことを言います。
その中でもロープワークというのは、基本的かつ汎用性の高いスキルであり、タープを張ったり、椅子を作ったり、
トライポッドを作ったりと、様々な場面で活用できます。
子どもたちは、3種類の結び方、本結び、巻結び、自在結びを習いました。
慣れないロープワークに苦戦している様子でしたが、繰り返し練習し、分からないところは教え合うなどして、
覚えることができました。
【ツェルト張り】
テントをドイツ語で言うと「ツェルト」と言います。
日本では、テントとツェルトを区別しており、ツェルトはテントより簡素でコンパクトなもののことを指します。
多くのツェルトが非自立式であり、設営するには知識と技術が必要です。
そして、1人で立てるより複数人で立てる方が効率的にできます。
「○○ちゃん、そっち持ってくれない?」
「いいよー」
など、子どもたち同士で声をかけあいながら、協力してツェルトを設営することができました。
【ナイフの扱い方・火おこしのバリエーション】
ナイフ、火おこしも、ロープワークと並んでブッシュクラフトには欠かせないスキルです。
ナタと小刀の扱い方を習い、太薪を割って細薪にしたり、細薪からフェザースティックを作ったりしました。
一般的に「刃物は危ないから触らない」と教わる子どもたちは多いですし、その考え自体は間違ってはいないと思います。
しかし、危ないものを危なくないように適切に扱えるようになることも、
これからの社会を生きていくために必要なことだと思います。
ましてや、ナイフというのは紀元前からある古の道具。人類の発展に一躍担った道具です。
そうした伝統的な道具を使えるって、シンプルにかっこいいですよね!
火おこしは、マグネシウムマッチ、通称ファイヤースターターを使った火おこしを習いました。
通常のマッチやライターでの火おこしとは異なり、こちらも手間はかかりますが、
火をおこせた時はとても嬉しい気持ちになります。
【夕食作り】
《メニュー》
・ご飯 ・ツナのシチュー ・白菜の漬物 ・鶏の煮物
夕食は、第1回の時にもおこなった『袋調理』だったため、子どもたちは慣れた手つきで進めていました。
【焚き火】
夜は焚き火をして、おしゃべりに花を咲かせました。
自然の中でみんなで遊んで、夕飯を食べて、仲がよりいっそう深まったように思います。
■2日目■
【朝】
自作のツェルトで寝泊まりした子どもたち。ぐっすり眠れた子もいれば、寒さで早くに目が覚めてしまった子もいます。
朝6:00の時点で気温は2℃ですから、寒いのは当然です。
寒いし、手は冷たい。そんなキツい状況でも、みんなで頑張って撤収作業をしました。
【朝食作り】
《メニュー》
・ホットドッグ ・コーンスープ ・ヨーグルト ・バナナ
ホットドッグは牛乳パックを利用した、「カートンドッグ」。
火をおこして暖をとりながら、コーンスープのお湯を沸かします。
寒くて冷たい環境だからこそ、火のありがたみがわかりますね。
【竹串作り・落葉焚き】
一日目に習ったナイフの技術を応用して、竹串を作りました。
細長く、でも折れないように慎重にナイフを使っていました。
また、キャンプ場にある落ち葉もたくさん集めて燃やし、焼き芋を作ります。
【昼食作り】
《メニュー》
・鮎の炭火焼き ・焼き芋 ・お味噌汁
1人1尾、鮎を捌くことに挑戦しました。
もちろん初めて体験する子も多く、中には怖いと感じる子や気色悪いと感じる子もいました。
しかし、食べ物をいただくということは、命をいただくということ。
子どもたちは頑張って魚捌きに挑戦しました。捌いた鮎を自分で作った竹串を使い、炭火で焼きました。
食べてみると、「美味しい!」という声が聞こえました。
焼き芋も甘くてホクホクとしていました。
【まとめ】
子どもたちに「何が楽しかった?」と質問すると、
「メタルマッチでの火おこし」、「ブルーシートで寝ながら星を見たこと」、
「ナタで薪割り」、「ホットドッグ作り」、「夜の焚き火」
など、たくさんの声があがりました。
自然の中で遊ぶのって楽しいですよね。そして、いろんな人と遊ぶのも楽しいですよね。
これからのネイチャーキッズもいっぱい遊んで、いろんなことに挑戦しましょう!