3月10日~11日 防災キャンプ 活動報告

3月10日~11日に「防災キャンプ~家族でみつめなおす大事な備え~」が開催されました。

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11組38人の参加者が集まりました。

今回のキャンプのキーワードは「アウトドア」です。

 

「防災」という言葉。

もしかしたら、少し堅苦しい印象を持つ方もいるかもしれません。

 

今回は、

「アウトドアをキーワードに、災害時に役立つキャンプ技術や道具について、家族で楽しみながら体験し、防災について考える。」

ということをねらいに実施されました♪

 

★1日目★

【アイスブレイク】

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【設定】

家にいたら震度7の地震があった。たまたま家は無事だったが、いつまた大きな地震が起こるかもわからない。

避難勧告が出たので、宿泊に必要な荷物をまとめて、神川げんきプラザに避難してきた。

見知らぬ人と避難所生活を送らなければならない。

 

このような設定の元、キャンプがスタートしました。

 

まずは、一緒に避難してきた者同士が仲良くなれるように、アイスブレイクをしました。

体を動かして行く内に徐々に参加者の緊張した表情が和らいでいきます。

「どちらからいらしたんですか?」

「何年生ですか?」

自分のことについて話したり、他の人に質問したりすることで、互いに知り合うことができます。

どんな人がこの場にいるのか知るだけでも、その場の安心感が変わっていきます。

コミュニケーションをはかり、協力していく土台を作るための活動を行ないました。

 

【テント設営】

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今日の家となるテントを設営しました。

実際に被災して避難所生活を送る場合、テントに泊まるというケースは、少ないと思います。

しかし、今回は「アウトドア」がキーワードなので、テントを設営しました。

「わ~!広い!」

きれいに立てられたテントを見て子ども達は大興奮♪

そこにマットや寝袋、毛布、ランタンを入れれば今夜の寝床の完成です。

いざという時、テントを持っておくと風雨を防ぐことができます。

そういった意味で言えば、テントも防災グッズとして考えることもできます。

 

【夕食作り】

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≪メニュー≫

・ごはん ・シチュー ・鶏のうま煮 ・サラダ

 

飲料水が少ない状況を想定し、袋調理を行ないました。

袋料理とは、高密度ポリエチレン袋等を使用した調理法です。

袋の中に材料を入れ、それをお湯で煮込むことで、火が通り、料理ができるというものです。

しっかりと袋の口をしばって中に鍋の水が入らないようにすれば、鍋の水はたとえ飲めない水(川の水等)でも調理ができます。

「意外とおいしい!」

「こんな調理法があるなんて初めて知った」

驚きの声がたくさん聞こえてきました。

 

【ランタン作り】

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夜はペットボトルランタンを作りました。

同じ種類のペットボトルを2つ加工して1つのランタンを作っていきます。

ペットボトルの中に洗剤や色水等を入れ、底から光を照らすことでランタンを作ることができます。

暗闇の中、みんなで作ったランタンを灯すと、素敵なネオンが浮かび上がりました♪

 

★2日目★

【朝食作り】

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≪メニュー≫

・アルファ米 ・缶詰 ・卵焼き ・白菜の漬物、味噌汁

 

アルファ米は、美味しく炊き上げたお米を乾燥させたものです。消費期限が長く、5年保存が可能です。

水やお湯を入れることで、再び柔らかくなり食べることができます。

缶詰はお湯で温め、卵焼きは1日目同様、袋で調理しました。

 

【消火訓練・防災講習】

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消防士さん救急救命士さんをお呼びして、消火訓練を行いました。

実際の消化器を使って、火を消す訓練をしました。

本物の消防車や救急車を見て、子ども達はもちろん、お父さんお母さんも大興奮♪

実際に中に入らせてもらうこともできました。

 

防災講習では、消防士さんから防災についてのお話しがありました。

備えておいた方がいい防災グッズやその価格等、詳しくお話ししてくれました。

 

【ロープワークor段ボールハウス作り】

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ロープワークでは、「本結び」「まき結び」「自在結び」を覚えて、タープを張る練習をしました。

タープを張ることができれば、日除けや風雨を防いだりすることができます。

また応用すれば、トイレの目隠しを作ることもできます。

 

段ボールハウス作りでは、段ボールを使って思い思いに家を作っていきました。

実際の避難所生活では、段ボールを家で作るということはないでしょう。

しかし、段ボールは加工も可能ですし、ある程度の断熱性やクッション性もあるので、災害時には有用なアイテムになります。

 

 

一泊二日という短い期間でしたが、様々な防災に関する活動を行ってきました。

防災の知識やスキルはもちろん大切ですが、一番の防災は、「災害に備えようと思う心」だと思います。

今回の防災キャンプが、参加された皆様にとって防災について考えるきっかけになれば幸いです。

 

また「アウトドア」、特に「キャンプ」のことも好きになってくれると嬉しいです♪

キャンプを楽しんでいたら、いざとなった時に役に立った。キャンプって防災につながるかも?

そう思ってくれると、こんなに嬉しいことはありません。

 

神川げんきプラザでは、これからも様々なイベントを行なっていきます。

またご参加ください♪

 

≪小野寺オノディ≫

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